皆さんも映画やドラマで「この人、踊りがすごい!」と感じたことはありませんか?
実は女優さんの中には、ダンサー顔負けの実力を持つ人がたくさんいます。
今回は、日本とハリウッドから計10名の“踊れる女優”をピックアップ!
往年の名女優から現役で活躍中のスターまで、親しみやすいエンタメ目線でご紹介します。
日本のダンスが上手い女性俳優5選
天海祐希(あまみ・ゆうき)

元宝塚歌劇団月組トップスターとして知られる天海祐希さんは、宝塚仕込みのダンスで観客を魅了してきました。

男役スターとして培ったキレのある身のこなしと堂々たる舞台度胸は、退団後のドラマや映画でも遺憾なく発揮されています。
宝塚出身らしく歌やダンスもお手のもの。
ミュージカル仕立てのドラマで披露されたパワフルなダンスシーンでは、「さすが元トップスター!」と視聴者を唸らせました。
演技派でありながらダンスも一流の天海さんは、まさに万能エンターテイナーですね。
土屋太鳳(つちや・たお)

今やすっかり実力派として人気の土屋太鳳さんは、実は大学で舞踊学を専攻していた本格派。
日本女子体育大学でダンスを学んだ経歴を持ち、その高い身体能力と表現力は折り紙付きです。
実際にドラマ「チア☆ダン」ではチアリーディングに青春をかける役を演じ、劇中で見事なダンスパフォーマンスを披露。

さらに世界的歌手・SiaのMVにコラボ出演した際には、ダイナミックな動きで見る者を圧倒しました。
幼い頃から「ダンスが本当に好き」で「たくさん練習していた」と語るだけあり、ダンスの実力は折り紙つきです。
最近ではコンテンポラリーダンスにも挑戦しているようです。

草刈民代(くさかり・たみよ)

草刈民代さんは日本を代表するプリマバレリーナから転身した異色の女優。
いつ見てもその美貌は衰えることを知りませんね…
そんな草刈民代さんは8歳でバレエを始め、18歳で主役デビューを果たすなど長年トップダンサーとして活躍してきました。

1996年の映画『Shall we ダンス?』ではバレリーナ出身の強みを生かし、初主演ながら圧巻のダンスシーンを披露。
引退後に女優へ転向してからも、その所作の美しさと芯の通った表現力は健在です。
クラシックバレエで培った優雅さとキレのある動きで、映像作品でも存在感を放っています。
まさに「踊れる女優」の草分け的存在と言えるでしょう。
門脇麦(かどわき・むぎ)

個性派女優として注目される門脇麦さんは、幼少期から12年間クラシックバレエに打ち込んだ経歴の持ち主。
プロの道は断念したものの、その経験は女優業にも活かされています。
高校生の頃にはバレエをテーマにした東京ガスのCMで美しいダンスを披露し、一躍話題に。


しなやかな体さばきと表現力豊かなダンスは「演技も踊りもできる女優」として彼女を印象付けました。
映画や舞台でも培った表現力で魅了する門脇さん、実はバレエ仕込みの努力家ダンサーでもあるのです。
京マチ子(きょう・マチこ)

往年の大女優・京マチ子さんもまた、踊りで名を馳せた一人。
戦前に大阪松竹少女歌劇団(OSK)でダンサーとして活躍し、戦後は映画界に進出しました
レビュー・ダンサー出身だけあって、そのグラマラスな肢体から繰り出す華麗なダンスと魅惑的な身のこなしで圧倒的な評判を博したそうです。

実際、代表作『雨月物語』『地獄門』などでは、ただ立っているだけでも絵になる所作の美しさでした。
日本映画黄金期を代表するファム・ファタールでありながら、幼少より培った踊りの才能で観客を魅了し続けた伝説的な女優です。
ハリウッドのダンスが上手い女性俳優5名
ジンジャー・ロジャース(Ginger Rogers)

1930~40年代のハリウッド黄金期を語る上で欠かせないのがジンジャー・ロジャース。
本記事の男性版でも紹介しているフレッド・アステアとの名コンビで数々のミュージカル映画に出演し、華麗なステップを披露した伝説的女優です。

彼女自身10代からダンサーとしてキャリアを積んでおり、タップやボールルームダンスを軽々と踊りこなす技術は折り紙付き。
「彼女はアステアのパートナーとして有名だが、70本以上の映画に出演し、その多くで卓越したダンスを見せた」と評されるほど、ダンススキルで名を馳せました。
「彼女は演技も歌も上手だったけれど、一番の魅力はやっぱり踊り」と今なお語り継がれる、ハリウッド随一のダンサー女優です。
シド・チャリシー(Cyd Charisse)

しなやかな長い脚を武器に、美しいダンスで観客を魅了したシド・チャリシーも忘れてはなりません。
クラシックバレエで基礎を固め、1940年代にハリウッド入りした彼女は、MGMミュージカルでダンサー兼女優として活躍。

フレッド・アステアやジーン・ケリーといった名ダンサーたちのパートナーを務め、その抜群のダンス力で作品を彩りました。
代表作『雨に唄えば』『バンド・ワゴン』などで見せる妖艶でキレのある動きは圧巻の一言。
スタジオが彼女の美脚に巨額の保険を掛けたという逸話があるほど、その存在感は群を抜いていました。
まさに“ハリウッド史上最高の女性ダンサー”との呼び声も高いレジェンドです。
リタ・ヘイワース(Rita Hayworth)

「ショーガール出身のセクシー女優」として一世を風靡したリタ・ヘイワースも、ダンス抜きには語れません。
スペイン人ダンサーの父と元踊り子の母を持ち、幼少期から家族の舞台で踊って育ったリタは、10代で本格的にダンサーとして活動を開始。
その後ハリウッドに進出し、妖艶な美貌と確かなダンスの腕前で観客を魅了しました。
特にフレッド・アステアと共演したミュージカル映画では「アステアが“生涯最高のダンス相手”と称賛した」ほど息の合ったパフォーマンスを披露しています。
『カバーガール』『ギルダ』などでは魅力的なダンスシーンが満載で、“愛される伝説のダンス女優”として今も語り継がれています。

ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)

現代ハリウッドを代表する“踊れる女優”といえばジェニファー・ロペス。
もともとバックダンサー出身で、人気TV番組『イン・リビング・カラー』で飛び跳ねるようなダンスを見せていたのは有名な話です。
女優・歌手として一世を風靡した現在でも、ステージや映画で圧巻のダンスを披露し続けています。
実際、「ジャネット・ジャクソンのバックダンサーを務め、“ダンスの女王”とも呼ばれる」ほどの存在感。
映画『ハスラーズ』ではポールダンスシーンで鍛え上げられた肉体美とキレキレの動きを見せつけ、当時50歳とは思えないパフォーマンスで観客を驚かせました。

エンタメ界の頂点に立ちながら、今なおダンススキルを磨き続ける情熱はさすがですね。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones)

アカデミー賞女優であるキャサリン・ゼタ=ジョーンズもまた、生粋の“踊れる女優”です。
幼い頃から歌とダンスに親しみ、15歳でロンドンの舞台に立ってミュージカル『42nd Street』の主役を務めるまでになった経歴の持ち主。
映画『シカゴ』(2002年)では持ち前のダンス力と歌唱力を遺憾なく発揮し、迫力満点のパフォーマンスでアカデミー助演女優賞に輝きました。

続く『ロック・オブ・エイジズ』でもキレのある群舞シーンを披露し、「一度振付を覚えたら役になりきって全身で表現する」というプロ魂で観客を魅了。
ミュージカル出身ならではの堂々とした踊りっぷりと存在感で、見る者に爽快感を与えてくれる女優さんです。
まとめ
日本とハリウッド、それぞれに素晴らしいダンススキルを持つ女優さんをご紹介しました。
演技に加えてダンスも極めた彼女たちは、作品に華やかさと躍動感を与えてくれる存在です。
スクリーンで繰り広げられる圧巻のパフォーマンスにぜひ注目してみてくださいね。

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